ショルダーバッグ 1

ここ10日くらいでショルダーバッグを作っていました。
使ったのはクロムヌメ?です。呼び方がこれで合っているのだろうか。
 
革屋で「これはタンニンなめしですか?」と聞いて「そうだよ」と言われて買った革なのですが、後日別の革屋に漉きに出した際、「クロムも混ざっている」と言われてガーンとなりました。
自分でしっかりと素材を見極められるようにならないとなぁ…。
悲しいのが、件の革屋でタンニンなめしかと思って買った革が、全部クロムヌメかもしれないと言うこと^o^
半裁として考えると、あと3枚ほどクロムヌメの革があります。
そして、レザークラフトを始めたばかりの時に殆ど知識もなく買ったクロム革が2枚あります。
あと5枚ほど、クロムなクラフトが続きます!!
 
好きな革は100%タンニンなめしのものだと最近気がつきました。
それくらい、本気でレザークラフトにのめり込んだのが最近w

 

バッグの話に戻ります。
 
 

 
型紙。
クラフト紙で形を決めて一旦切り、それをゴムのりで厚紙に張り、別立ちで切り出しをしています。
最近まで厚紙に直接製図をしていたのですが、作業手順を多く踏むこちらの方が気持ちが楽。
 
 

 
切り出したパーツ。
カシメやマグネットを付けてしまってから写真を撮るのを忘れていたことを思い出したので、中途半端な途中経過ですw
 
 

 
途中経過その2。
「少しクロムも混ざってるなら、袋縫いも出来なくはないだろう」と踏んで、このようなマチの取り方です。
というのは嘘で、デザインの段階から、このようなマチで作ってみようと思ってました。
結果から言うとこれは失敗でした。裏返せなくはないけれど、裏返した際に革に不自然なしわがついていしまった…
バッグの裏側についたのがまだ幸い。
 
 

 
バッグ本体。
 
 

 
根革と肩ひもを付けて完成。
 
 
バッグ全体を通して感想など。
 
 
・形
 
使いやすいかどうかは別として、縦長のバッグを作りたい!
と決めて型紙から作り始めたけれど、実際に完成品を持ってみると、やっぱり使いやすくはない(
縦に長いとものが出し入れしにくいのに、加えて被せが縦に長いので、ササッと物の出し入れはできません。
ま、まぁ必要最低限のものを入れられるだけの容量は確保してあるので、使える時に積極的に使います。
そして問題は、被せが実際にどのような形になるか分からなかったので、少し余裕を持たせてみたら、想像以上に長くなってしまったということ。
写真ではあまり分からないけれど、被せは相当カパカパしています。
マグネットで止めた状態でも、カバン本体と被せの間に、余裕で腕が出し入れできるくらいに・・・
同じものを何個も作らないと理想のものは出来ないと良く言うけれど、それを体感しました。
特に作業の手順上、後から付けられない部分は、失敗しやすいなと。
実際に完成品の形になった場合が想像しにくいと言うのかなぁ。やってみないと分からない部分が大きい。
 
 
・クロムヌメ
 
クロムが入っているしコバが磨けないかも…と思ったけれど、案外磨けました。
ただ、極端に綺麗にはなってくれないので、次からは革を買う時に注意しないとなぁと。
 
袋縫いはなるべくしないようにします。
今回のバッグは縦長でマチも薄いので、引っ繰り返すのが大変だったのかな。
違う形で試す…のはどうしようか。もう少し浅くてマチもしっかりあるものならやれると思う。
 
 
・カシメ打ち、革漉き
 
苦手な作業。カシメはずれるし、革漉きは変な力が入ってズリャアアとなる。
特に革漉き、へり返しのためなどに漉いていると、絶対に一カ所くらいは革を切ってしまう・・・
これにジャンパードット打ちを加えて、苦手な作業トップ3です。
これだけは練習するしかないなぁ。カシメもドットも一袋買ってきて練習しよう。